11, 17, 2009捨てるなら僕にください

キーホルダーですが

キーホルダーですが

今日も雨でして、だらだらとローラーに乗りました。

さてこちらは、さる高貴なお方からいただいたレア物から作ったもの。某選手が事故で壊した「ARAYA TITA-ACE」。あわやゴミとなるところ、無理にお願いして譲っていただき、切って削って磨きました。

はるか昔の記憶&メーカーWEBサイトによりますと、現在は生産中止。チューブラーリムといえば一般にアラヤだった訳ですが、たしかこのチタエースは昭和の時代に数万円したのではなかったでしょうか。親のスネをかじる身だった自分には妄想の世界の製品でした。

まあせいぜい中野浩一が世界を制した「金ラベル」が手の届く範囲で、少々へそ曲がりだった僕は「MAVIC ARGENT 7」とか「ORO 10」とか「GP 4」を使ってたと思います。この辺の記憶は曖昧、鋭いご指摘はスルーです。

ともかく当時より「MAVIC」ばっかり履いていた、とASJ社のHくんには感謝をこめてご案内。いつも大変お世話になっております。あざす。

裏側=タイヤの載る側です

裏側=タイヤの載る側です

それでその、このチタエースがホントにチタニウムなのかどうかとかは僕ら素人にはわからないのですが、切ってみるとやはり硬い。材自体は薄いのですが、難削材と言っていいと思います。ニップル穴、空いててくれてありがとう。

写真中、裏返してみますとリムというのがわかりやすいですね。写真下、横から見るとさらにリムらしい。

この材料をいただいた時に、キーホルダーにしようというのは決めていたのですが、ただ輪切りにするのでは芸がないし、ちょっとカタチが面白いかも、ということでナナメにカット。

さらにナナメ部分には微妙なアールがついておりまして、自然界に直線はない、というコラーニ先生の教えに忠実な仕上がりとなりました。

が、しかし。

横から見たところ

横から見たところ

端面は面取り加工してはあるのですが、如何せん材が薄いため、下手に握ると手が切れそうな物体となってしまいました。刃がついてるのではありませんが、キーホルダーとしてポケットに入れると他のものがキズだらけ間違い無しです。なんといってもチタンですから、ほとんどの勝負には負けないはず。

というわけで、実際には使えませんが見た目的にはマアマアな逸品として引き出しに永久保存中。今度、金ラベルが手に入ったら、また実用できるモノとして作ってみたいと思います。

このように弊社では、捨てるには惜しいけど使い道がないよね、という思い出の部品用品を「ウヒヒなブツ」に加工してしまうサービスを「正規代理店さま経由に限り」承っております。見知らぬヒトから突然ご依頼されても困りますので、着払いなどでお送りくださらぬようご注意ください。

でまあ皮算用的には36Hのリムからは36個生産できるはずなのですが、よっぽど気が向かない限りチタエースではもう作り(れ)ません、たぶん。よって激レアです。ところで誰か、LightWeight とか io とか壊さないかな(←不謹慎)。てか、誰も持ってないか。でもみんな、中どうなってるか見てみたいですよね?ね?

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