正式には、「徳島レーシング・夕焼け眉山クラブ」となります。
ときおり、その概要をお問い合わせいただくのですが、クラブとは申しましても会則や会費があるわけでなく、何曜日は練習とか決まって合宿するとか全然なく。知らないうちに誰か増えていたり、しばらくご無沙汰しても何のおとがめがあるでなし。
いちおう、その誕生の経緯です→夕焼け眉山クラブ黎明期
そもそも集まってなんかする訳ではないのでして、好き勝手に乗っていたら夕焼け眉山クラブになっていた、と。そのわりに名刺やステッカーやウェア小物類が異様に充実しているのは素敵。ときどき、クラブに入りたいんですけど、どうしたら?というお問い合わせもいただくんですが、別にわざわざ入らなくてもそのままでオッケーです。というか、本当のところを誰か教えてくれませんか。
個人的には、「夕焼け眉山クラブ」はウチの子がゴー○ンジャーごっこしてるようなものと思っています。仲のいい友達と秘密結社をつくって会員証や秘密の暗号を決めて遊んでいる、と。じゃあマエストロは会長ね、あっちゃんは家元ね、ということなんで、なにかスゴイアスリートが特訓している立派な組織を期待してくださった皆さん、誠に恐縮です。そんなんじゃありません。
会長の信条は「キザ」、家元の座右の銘は「常に適当」、すみません…申し訳ない。つまり、いいかげんな感じです。三味線の弾き方にも節操などまるでなく、その走りは見苦しいうえに大人げない。そのうえ、どこででもハンドルを投げる。若い人がマネしてるじゃないか。
ただし、とはいうものの、その根底に流れるクラブの理念は、伝説の「徳島レーシング」に四半世紀以上も受け継がれて来た「講釈たれんと、はよう行てこい」。本物です。日本自転車競技史に欠落許されざるこの言葉を胸に、幾多の名選手が生まれました。なんというか、名言です。夕焼け眉山クラブも、唯一の直系サテライトチームとして、この理念をしっかり守っていこうと思います。
しかしなによりの秘密は、たったあれだけの練習でなぜそんなに、もとい、それなりに速いのですか!と人々を魅了して止まないその独自に確立されたトレーニングメソッド。さあ、あなたもキャッチーでダンサブルなコソ練で、あっという間にまあまあ強くなっちゃおう!
とはいえやっぱり、ここ数ヶ月で急速にファン&メンバーを増やしている本当の秘密は、クラブのTシャツやステッカーのおかげであったりなかったり。
ちなみに、「中昭和レーシングサービス」や「総本家スペシ屋ライズ堂」を探して町内うろうろしていただいても、お店じゃないので見つかりませんのでして。
と、中途半端に謎を振っておいたところで、すたこらさっさと逃げておく。