4, 30, 2010元日本代表選手とソリアを5本

死んだ…

S々木くんは僕の1学年後輩にして、かつての世界選手権個人RR日本代表である。高校時代からめっちゃ強く速く、H政大学に進学後はまたさらに凄みを増した走りを見せつけ、ついには日の丸のジャージを手にした名選手なのだ。

その佐S木くんから「久しぶりにちょっと行きましょう」と電話をもらって、ちょうどあっちゃんと今日はひろ練5本ね、と話も出来ていたので「ちょっと一緒に」登ってみることになりました。

「ま、僕は久しぶりなんでマイペースで行きますよ」「いやもう、体重が増えてしまいましてね」「ウエストが○○センチも」と、ナイスな三味線を奏でつつ1本2本とこなす。ま、体型はアレですけども、ちらと後ろから拝見するそのダンシングはひらひらと舞う蝶のよう。おおおおおおおおおおおおおお〜!あれが世界の走りか〜〜!とあっちゃんと見とれること、しばし。しかも、デ◆のくせに速い。あ〜、もう切れる、ついていけん、やっぱり代表選手は違う、でもここで粘ってこそ練習…

と、S々木くんは「あ〜、しんど。」とつぶやいてあっさり腰を下ろし踏むのを止める。

止めるんかい。

さすが佐々K、つかみどころを心得ておるではないか。四半世紀を経てなお、年長者に道を譲る体育会系の心配り。まあほんなら、と一応こちらもペースで踏んでいるので先行させてもらう。ああ、S々木くんに先着するのは高校2年生のとき以来、…感慨深いですなあ。自慢ではないが彼には1回しか勝った覚えがないよ。

3本目を終わったところで、あっちゃんの左クランクがちょっとゆるむ。

あー!残念〜〜、これはもう止めといた方がいいよね〜!危ないし。あと2本を残してアレですが、仕方ない、今日はこのへんで。口の中で血の味もしますし(^o^)まあちょっと休憩して帰りますか、なあ、あっちゃん!

「いや、行きましょうよ。とりあえず。」

え (-_-;)

「あと2本ちゃっちゃと行って、ほんで休憩した方がすっきりするでしょ。」

さ、S々木ぃ〜(-_-;)

まあしかし…双方の主張においては元日本代表の方が合っている。悔しいがしょうがおまへん。

「4本目いったら、あと5本目だけじゃないですか。」

若い人たち、いやおっさん達にも聞いていただきたい。日の丸を背負う人の練習への考え方は、こうなのだ。すみません、僕が間違っていました。以後、できるだけそのように都合のいいときは考えてみることにします…なるべく。

ぐはー。

とにかくやったぞソリア5本。あちこち妙なところが痛いではないか。しかもなんか、セントラの後のようなこの売り切れた感じはどうよ。いかん、わしら常に適当なのに、佐々Kが一緒だとほんまに部活みたいになってしまう。いやでも、こんな練習していたら強くなるのはわかる気がします。あっ、でも次はちょっと回復してからね、毎日はできませんので…

いや〜しかし、今日はほんまによく踏みました。もう限界です。遡りますとS々木くんとのエピソードには事欠かないですが、いずれ小出しにするとして、とりあえず今日は寝ます。ぐー。

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