4, 6, 2010k澤道場・まる一日体験入門

お願いです。破門してください(-_-)

先週のエンデューロの盛り上がりを受け、「ほんなら kぼっち、次は大川原でしょう!」と強制的自動的に予定が組まれた日曜日。しかし、お話は前日に巻き戻る。

師範より入電。「あの、申し訳ないんですけど、川井峠のしだれ桜が綺麗なんで、見に行きたくって、大川原の後に、ちょっとサイクリングご一緒してもらっていいでしょうか?」…師範は常日頃から実に物腰が柔らかい方である(←が、芯はトテモ固い )。これが僕なら、オイ○井いくぞマエ引いてくれゆっくりな、それからジュース買ってきて、となりますな。見習いたいものだ…気をつけよう(-_-;)

さて川井峠か〜、どこだったかしらね〜?むか〜し1回だけ行ったことがあるような、ないような。もちろんお断りする理由などなく、お供させていただくことにする。エンデューロ走ってみて、やはり距離を踏むことが大切であると無言&微笑のご指導をいただいておったので、引き続き胸をお借りするのである。

当日、佐那河内の登り口には k澤師範、kぼっち、リョウさんに、かば先輩もお見えになっている。「いやもう最近全然乗ってないんです」「私も全然自信がなくて」「いやいや私こそ」と華麗なセッションすでに全開、宴もたけなわ。本日の弾き手、精鋭中の精鋭ばかり。ちなみにかば先輩 (以下かばさん)は僕の大学の先輩であり、これが25年前であればお話しする際は直立不動か正座が決まりなのですが、実に気さくにお声がけくださるので大変恐れ多い。…いつもお世話になっております。

で、肝心の大川原ですが、きょうはL4ペース走と決めてかかる。うまくいって53分、持たなければ57分というところか。

スタート。入りは抑え気味。少し前へ出る。そのまましばらく行くが、リョウさんと k澤師範にかわされる。斜度が頻繁に変化するので、出力一定で走るとどうしても勾配のきついところで離されてしまう。だが、

序盤の急斜面は踏んではならない

ので、視界から消えない程度に辛抱して付いていく。

やがてお二人にじわっと追いつき並走。ここまで予定のペースなのでそのまま進む。前を引く展開になるが、ペース走と言いつつ実は負けたくないので、お二人の三味線具合を耳ダンボにして拝聴。やがて k澤師範が車を下げる。リョウさんとの二人旅。既にいっぱいいっぱい(当社比)なので、万一仕掛けられると反応できない。よって、リョウさんの息づかいを注意深く聞きながら走る。しばらくすると上からかっちゃんれいじが BB弾のようにかっ飛んで下りてくるのとすれ違う。両君とも未来のJAPANを背負って立つ逸材である。めっちゃ強いぞ。いまのうちにサインをもらっておくべし。

ここでリョウさんが少し車間を空ける。チャンス!一気に離したいが、こちらもこれ以上アップするとネイチャーの手前で売り切れてしまう。なんとかL4上限のぎりぎりで我慢。後ろを見ながらリョウさんとの間合いを何度も確かめる。少々のリードを保って下りに突入。ここからは一切ゆるめず、遠慮なく踏ませていただく。キャンプ場を越え、やがてかろうじて先着。手元の時計で53’50″であったが、帰宅後のデータでは54’05”であった。6秒ぐらいマケといて欲しいところであるがしかたない。上出来だ。

ところで、出力計を導入してちょうど1年が経ちましたので感想を少々。PowerTapをつけたところで、つけただけでは速くならない、などは使い古されたネタなのでして、感じる大きなメリットは2つ。一つはコソ練の友(いや、敵か)として。非常に厳しい上級指導員となってくれる。ちょっと踏むのをゆるめると「いま、休んだでしょ?休みましたよね?」と、いつも隣にひろくんがいるようなものですね。一家に一台、いかがでしょうか。そしてもう一つは、精密なペーシングの機材として。

たとえば、ホームとする眉山八万でいうと、すでに蓄積されたデータから○○分のときは○○W (正確には体重の○倍 )、とわかっているので「きょうは○○分のペース」と、その出力を維持するだけで見事に誤差10秒くらい以内で登りきる。例として、あっちゃんの14分チャレンジなどのときペースメイクするのに重宝します。同じことが他のコースでも応用できるので、大川原ベスト狙うならベストワット+5Wで辛抱するし、15分のメディオならどんな勾配でも90%FTPとすれば狙いどおりの運動量になります。これを心拍ベースでも試してみましたが、出力の振幅が思いのほか大きく、同じようには使えないのでした。

というようなことで、前述の通り「つけただけでは速くならない」ですが、「上手に走る」ことはできるようになると思います。ただし、出力一定で走ることに慣れてしまいますと、

揺さぶられたとき全く付いていけません。ご注意。

で、話を元に戻しますが大川原の頂上で「よっしゃー!」と思った次の瞬間、まだ川井峠があったことに気づきます。あとさき考えずに踏んでしまった(-_-;)←どうしよう

さて大川原初チャレンジの kぼっちは66′とご本人も驚きの好タイム。やはり k澤道場、恐るべし。1年前に中津峰で見た、あの kぼっちが懐かしいぞ。だって、kぼっちときたら(中略)。
が、それほど速くなっても kぼっちは謙虚なキャラ変わらず、そこがまたよい。…偉くなってくださいね。

そうこうしているうちに、別口でもうお一人、まささんが登ってこられたので、後の行程をご一緒することに。どうもハジメマシテ。まささんは48′で登るのだそう。

ここからの下りは、かばさんの先導による高速ダウンヒル。神山サンクスで休憩し、川井峠を目指す。いつものようにサイクリングのはずであったが色々な事情でばらばらに。そして、峠のトンネルを越えるといよいよ桜の名所である。

お天気もよく、クルマはもちろん自転車の方もたくさん。ここでもリョウさんはあっという間に人気者。さすが全国区の重鎮である。わらわらと集まる自転車の人たち。中には色々観察して「タカイジテンシャ、タカイジテンシャ」と算盤はじき出す人もいる。

あんたは「何でも鑑定団」か。

まるでスーパーカーに群がる小学生である( >同世代の方 )。だが、その光景を見ていてふと思った。競技機材はたしかに魅力的だ。うちのハーチャン@幼稚園でも、おとーしゃんのじてんしゃかっこいい、とほめてくれるぐらいである。でもですよ、その戦うエキップメントの「オネダンを勘定」し出すと、それはもうオトナの仕業なのだ。コドモは銭勘定でココロ動かさない。だってあの頃、ディノとカウンタックとロータスヨーロッパは、車格もオネダンも関係なく同じように輝いてたではないか。

それか、高いクルマに乗れば自分もかっこよく見えると思っているのか?リョウさんを見なさい。少年がそのまま還暦を迎えたような底抜けの楽しさで、しかも乗るとべらぼうに速いのだ。「そのマシン」はリョウさんが乗るからかっこいいのであって、お見積りなど余計なお世話以外の何者でもない。強く、速くなる努力こそがプライスレス。モノより思い出、と日産自動車も言ってますよね。…セレナでしたっけ。

お見事です

お見事です

でもまあ、そんなことはちょいと脇に置いときまして、やはり実に見事な咲きっぷりである。みなさん、これは一見の価値ありです。僕はもうすでにここで一泊したかったのですが、リョウさんにおやつをいただき出発。

写真は少し下ったところのしだれ桜。

木屋平から穴吹に抜けることになり、今度は k澤一門の三味線爆発、いやもはや暴発と言っていいであろう。その地獄絵図、まるで4km速度競走決勝。師範と kぼっちの二人逃げが勃発し、悲しいサガで思わず追う。が、相手が相手であるので差はなかなか縮まらない。なんとかようやく、やっと追いついたと思ったら師範がニッコリと「や〜、逃げ切れなかったや♪」と満面の笑み。と次の瞬間、また逃げる。ちょ、ちょっと待たんかい。

こちらはすでに体中の穴という穴から正体不明の汁が吹き出しておるので、もう追撃を諦めざるを得ない。がしかし後ろからは残る皆さんお揃いで追いついてこられ、また一団となり「どこにもあるはずない」ゴールを目指し超高速のバトル。なにか景品でも出るのかと思うほどの鬼気迫るローテーション。先頭が回ってくるのはいいのだが、引くのは早々にご遠慮申し上げ、下がる。と、ここで後輪がパンク。

ラッキー♪

すぐ前のかばさんに伝え、止まる。見通しのよい日向でまったりとチューブ交換。みなさんから次々とお礼の言葉をいただく。「よくぞパンクしてくださいました」「ありがとう〜」えーと、ひょっとしてみなさん止まりたかったのですね? で、このパンク実は本日2回目だったので、かばさんにチューブを貸していただく。かばさん、ありがとうございました。途方に暮れるところでした。

穴吹からはR192経由、東を向いて南岸土手をひたすら進む。鴨島で、まささんがご帰宅なのでご挨拶。走りながら「ありがとうございました〜」「またお願いしま〜す」というこの時間が僕は大好き。今日も無事に楽しく終わったね〜、もっと遊びたいね〜という5歳児(ぐらい)の気持ちに戻れるのですね。が、しかし残念なことに、我々の一日はもう少し続くのでして、そこから先はもうなにがなんやらよく覚えてないのですが、終盤に来ても師範とリョウさんのペースは衰えることを全く知らず。

その先の橋でかばさんが川北へ。まったくもって、お世話になりました。チューブはショップさん経由で代わりをお届けさせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

そしてさらに、もう延々と続く鬼引きの術。何度か待っていただいたものの、最後の橋を目前にし僕は力つき、はるか前方で繰り広げられているスプリント合戦を、こんなのツール中継で見たことがあるようなないような…と薄れゆく意識の底の方で感じるのであった。ここでリョウさんと師範は川北へ。お二方、本日はご指導ありがとうございました。「みながおるけん、こんだけ走れるけんどな、一人では走れんよ〜」というリョウさんの屈託ない笑顔、&サングラスに隠れてなお爽やかさ溢れる、師範の満ち足りた眼差しが今日のサイクリングのすべてを物語っておりましたとさっ。

そして kぼっちと田宮街道をとぼとぼと市内へ向かう。いや〜、きつかったねすごかったねもういいよね、と言いながらも kぼっちは走り足りなさそう。あっ、そこから眉山庄町いけますが?いえ、もうおなかいっぱいですゴチソウサマ。しかしな〜、今日のメンツは強力であった。ナニを目指しとんだろうか…スズカか?

いや、どう考えても国体だろ。やっぱり。

Comments are closed.