えー、恥ずかしながら4月1日付でJCF第2級公認審判員(TR/RR)をげっとしました!…と学生時代の先輩にお伝えしましたところ「ほんなら来る?」とお誘いをいただき、行ってきました第35回西日本学生選手権自転車競技大会!
今回お誘いいただいたのは、西日本学連の石井審判長、大経大自転車競技部の総監督もなさってます。学校は違ったのですが、向日町競輪場やKCSCなど大会でお会いするたびかわいがってくださったイイ人なんです!(見てますか〜〜
大会は5/3-4の2日間、審判長と学生委員さんは前日入りするということで、私も前入りさせてもらいました。参加が決まってから、何度もメールでやりとりして役割など調整してくださったのですが、普段の県内の大会では総務系が多い私の初仕事は、電子計時オペレータと決勝審判(VTR)。
まずは忘れ物ないようにして、5/2PMにフェリーと電車で岸和田へ向います。和歌山市駅で私を待ち受けていたのはなんと
最寄り駅からの途中で後輩に差し入れを用意して岸和田競輪の選手宿舎へ。ご挨拶もそこそこに昔話となるはずでしたがすでに準備は始まっていて、無線機の充電や電子計時装置の確認、その他いろいろでその日は就寝となったのでした…
明けて5/3、早朝より集まってこられる審判団の皆さん。
定時に競輪場へ向い、まずやるのは…
この、周長補正というのはですね、競輪場ってのは岸和田の場合は1周400mという規格なのですが、一番内側の内圏線が400mなのではなくて、その外側にある測定線(表示されてない)で400mになるのです。で、長くなるので説明を省略しますが、要するにUCI規則にあてはめると大体1周あたり60cmぐらい短くなってしまってるので、その分スタート位置を後ろにずらしますよ、というのが周長補正です(キリ。
そして電子計時のテープスイッチ!これを踏むと計時装置にピピっとタイムが表示される仕組みです。
今大会は女子500mもあるので、斜面にもテープスイッチを設置します。えーと願いましてはスプリント予選200mFTT、W’s 500mTT、1kmTT、チームスプリント1200m、W’s 3kmIP、4kmIP・TPの各種目に合わせてスタート位置をずらします。あと、TSの15m離脱位置もマーキングしないといけないです。
さて今回の仕事場を…
そして
初めてなので先輩方に教えていただきながらいっこいっこ覚えます。
執務中は執務してますので、レースの写真はございません。
すまんな。ついでに、
審判なので母校の応援もできません。
後輩、すまんな。
…ここで面白いものを。
バイクインスペクション用のスケールです。毎年ルールが変わるので作り直しが大変とのことで…
競技用の車両は、競技規則(16条3(2))によって全長・全幅をはじめ細かく寸法が定められています。このスケールに自転車を乗せると、その範囲から外れてないかどうか一目でわかるという逸品。まー市販のフレームに700cの車輪ですと全長やBB高さなどはまず心配ないですが、サドル前後位置やハンドル前端の位置など選手によっては指摘を受ける場合もあったようです。…執務席から少し離れていたので聞いた話として…
そんなこんなで無線機を渡され、聞こえてくるジャッジ・コミセールの会話に耳をダンボにしながら「おーなるほど、こんなときはこういう風に言うのかー」「おおお、今の判定は見逃しとったわー」などと大変勉強になった2日間でした。はっきり言って今回痛感しました、
資格など、持ってるだけでは一切何の役にもたちません。
3級の方に教えてもらうことばかりでした。もちろん、
1級も2級も3級も知ってることは同じ
なのでして、3級は審判が、2級は運営が、1級は企画ができるという違いが公認審判員規定には書かれています。集まった審判団はみなさんよく勉強しておられて、それぞれの役目を理解してきっちりとやり遂げておられました。こういう大きな大会でのコミセールはほんまにハッタリではやっていけません。それでいて終始和やかに進行する、素晴らしい大会でした。あー面白かった。
審判界の重鎮から直接教えていただいたり表彰式の後に後輩くんと写真を撮ってもらったりと、実に有意義な大会でした。4年生とはもう会うことがないかもしれないですからねー
自分の受け持ちが充分にこなせたかはわかりません。が、石井審判長からはまた来てね、と学連キャップをいただきました。
このように、開催あるたびに執務に呼んでもらえるのはほんまありがたいです。少なくともモウコナクテイイヽ(#`・ω・)ノと言われなかったので上出来と言えましょう。
次は運がよければ夏ごろにお呼びがかかると嬉しいですね。この大会の詳しい模様は
に掲出されています。ではでは。