まー結果が出てからですとなんとでも言えるんで、今のうちにメモメモ_φ(・_・です。
今年はちょっと選手団編成にもの言える立場をいただきましたんで、数年ぶりに<2014.10.15訂正>2年ぶりに<ここまで>チームパーシュートにエントリーしてもらいました。
国体というのは、自転車競技はトラック個人種目5種目+団体2種目+ロードレースでそれぞれ順位点を加算して、自転車競技以外のすべてを含めて都道府県の順位を決めるというものです。
総合優勝には天皇杯、女子の総合優勝には皇后杯が贈られます。
まあほんで、なんでこれまで数年、チームパーシュート(以下、団抜き)に<2014.10.15訂正>ときどき<ここまで>エントリーしてこなかったかというと、走れる選手がおらんでないか、ということなんでした。
ただ、私はそんな、団抜き走れる選手が自動的に勝手に4人ポンっとあらわれてしゅしゅっといいタイムが出るとか全く思えなかったのですね。そら教えてもないのに走れる選手はおらんわなw
皆さん団抜き走ったことありますか?
いきなり、よっしゃ行って来いと言われてもちょっとできないです、団抜き。
小耳に挟みましたが、強い都道府県は団抜きにすごく力を入れて育成強化してるそうです。わかっとんなら徳島もそうすればよかったのではないかと…?
私は自分の経験から団抜きにはいろんな大切なトラック競技の要素が詰まっていて、団抜きチームを育成することは当県の競技レベルを上げていくのに最適最短の方法だと思ってます。
でも、ほんならどないしたらできるんえ?と選手は思います。そらそうです。やったことない選手達にはわかりません。
できないことをできるようにするのが練習です。が、技術的なことはどうすればできるか教えてもらうのが「合理的」だと思います。先人の知恵を後進に伝えるのが無駄がないです。
で、まーここには書けない事情もありまして選手は技術的には事実上ほったらかしのまま中央大会に送られて惨敗してきた、そんな風に思います。
まあそんなわけで、とにかく国体派遣選手団が決定してからS木高体連専門部長と打合せすること幾度かを経て、もちろんその経過には意見の衝突もあったわけですが(←これも大切なコトなんです)団抜きのメンバー5名を決めて練習に入りました。
ちょうどDKD(OEU?)のK崎もコーチしてくれるというのであーこりゃこりゃと高みの見物をしようと思いましたがいやいやずっと付いててくれるわけもなくして…
さて、徳島の自転車競技の歴史には、どうしても外せないT瀬先輩という方がおられまして。ずっと個人的に多くの選手を指導してこられたのですが、いったんお休みされると聞きまして、私、教えを乞いにおうかがいしてまいりました。
伝授していただいたメソッドは高度なもので、そらそんだけできたら強くなるわ、と思いましたが、そのままやると選手が死んでしまいますので…
まずその、もっともっと手前から覚えてもらいました。こんな丁寧に教えてくれるヒトおらんのじゃないかと(笑
まあほんで数週間、回数にして数回だし結局全員揃わなかったし色々アレでナニなんですけど、なんとか形になりました。
いままで見てきたここ数年の県代表チームでは一番やらかしそうにない無難なレースをしてくれることと思います。
予選、山形県チームとの対戦です。10月13日現在、台風の影響でまだ競技日程が発表になってませんが、予選は1組を走ります。実際のところ、順位は期待してないです。速くなくてもいいからきちんとレースを完了することがまず大切なので。
だから新聞などで伝えられるのはあまりぱっとしない成績かもわかりませんが、今年のチームは当県にとってエポックメイキングなチームだと思います。
トラック競技をまじめに取り組んだという点において、選手を国体に送り出せた時点で私の今シーズンは非常に満足です。あとは彼らが日本トップクラスのチームパーシュートを自分の目でたしかめて、来年やまだまだ続く競技生活のなにか役に立ててくれたら最高です。
選手が速いのは選手ががんばったから。選手が速くなれないのは指導がなにか間違っているからです。もちろん、この件に関してネタは売るぐらいあるのですが、当然小出しです。
今後も末永く、徳島県代表選手団へ温かいご支援ご声援を切にお願いいたします。