2, 4, 2011続・日和佐へけんchanとLSDのはずが

そしてようやく、うどん大+ちくわと野菜かき揚げにありついた訳ですが、実は今日のメインはここからなのでした。が、笑うところがあまりありません。すまん。

うどんは大なのであったが、実は大ではないのでないか、小じゃないのかというくらい一瞬でなくなった。元祖徳島レーシングであればここで、これ、大でないだろ。ん?ちくわも◯産のと違うでないか。などとイチャモンつけるところであるが、僕もけんchanも立派な40代なのでオトナの対応に終始する。いや、けんchanは文句を言ったりしません。んで、うどんはおいしかったです。ごちそうさまでした。

で実はけんchanはこないだ40のお誕生を迎えたばかり。いやいや、シューティングスターズの仲間入りですねえと心のなかで歓迎する。

さてところでしかし、このあたりの微妙な年令についてヒトコト言わせてもらいます。40代、とひとくくりに言われることも多いのですが、僕は大きな境は41歳だと思っていて、それはようするにバカボンのパパより上か下かという一点に尽きると考えている。

小さな頃に見たバカボンのパパと同じ歳になってしまうというのは、これは相当感慨深くて、たとえば自分のお父さんがダボシャツ腹巻きステテコに雪駄で3等身、いや、それはそれで一つのスタイルだとは思いますが。まあそういうスタイルになってタリラリランのコニャニャチハだとどうしよう、というのが子供心に漠然とした不安を与えられていた自分としては、40歳などは40代に含めないで欲しいとさえ思う。

さらに深読みをしていくと、いま44の自分がバカ田大学の4年性だったとして、バカボンのパパが新入部員で入ってきた自転車競技部は一体どうなるのか?うかつにタイヤに空気入れといてとかローラー台組んどいて、などと頼んだらナニが起こるのか、楽しみといえばたしかにそうだが、でも自分の代には入ってこないでね、とも思うのです。

ま、それだけ赤塚不二夫先生は偉大だということです。よって、けんchanはまだ若い。もう胸をはって前を引いてもらう。

本日のメインは赤松の登り。

これまで登ってきた赤松の登りは、室戸の帰り、炎天下220km走ってきたあとだったり、阿波サン回ってノンストップ東洋町とんぼ帰りのへろへろだったりで、まともに踏めた試しがない。ここってサラ脚で登ったらどうなのかしらと思っていたのである。

したがって今日はゆっくり余力を残してきた脚で赤松をしっかり負荷をかけてきっちり登る。というのが家を出たときの目論見だったのだ。

そしてあわよくば、というか、もしけんchanに勝てるとすればココしかない。ここで脚を終わらせるつもりで追い込む。ここまでの70km、うどんと弱点探しの残りの脳みそはそれだけを考えてきたのだった。

が、登り始めるとけんchanが、いや〜、こないだはもうこのあたりで前の人がぴゅ〜っと行ってしもうてね〜、ほんでもかっちゃんは速いよね〜、チュッパチャップスくわえてあんだけ速いんならと思うて、僕もチュッパチャップス買うて試したんやけどね〜、せこうて噛んで食うてしまいましたわ、ははっ。などと面白い話を始めたので、そこでもろくも今日の目論見はなかったことになった。

思ったより残っていない脚と相まって僕は思わず駄菓子ネタに食いついてしまい、その登りは大爆笑大会になってしまった。んでまあ道場の話やらレーシングLの話やらをしながら赤松を越えたのだった。

そこからの下り基調はもうけんchanの一人舞台で、いや、やっぱりね、高速ローテーションの練習も必要っすよ。と今さっき言よったんちゃうん、という引きっぷり。もちろん僕は前に出るつもりがそもそもないのでありがたく付かせていただく。

だいたい、道場のヒトは延々と引けるのがその特長。はいどうぞ〜、と我先に先頭を譲りあっていたのが懐かしい。独走力というのでしょうか。これがナカッソになると、あっクリートが。とか、あっおなかが。と言ってうまいこと下がるのである。

そんなこんなで太龍寺(ロープウェー駅)に到着、ちょっと休憩する。平日とあって何件か仕事の連絡が入っていてちょっと焦るが、こんなところでどうすることもできないので必要なものに普通に対応。

ま、ここまで帰ってくれば後はだいたい読める距離なので、持井・立江と経由してR55を北上。無事帰宅となりました。

100kmと見ていたが結局は135kmほど、ほぼ番手指定席でしたが、それでもデータ上ではLSD域よれ上がほとんどでした。けんchanに、いつもひとりで行くときはこんくらいのペースっすか。と聞くと、あ、ほうっすよ。ということだったので、どうか今後ともよろしくお願いいたしておきます。

ほんで、今から阿南に用事があって自転車で行ってなんちゃら、と意味のわからんことを言ってけんchanは鮮やかに去っていったのでした。あんたは一体何キロ走るんですか。いやほんまありがとうございました。

それにしても、あのお宅の半径20M以内の上水道にはなんかクスリでも混ざっとんちゃうかと思います。赤血球がよく働くヤツとか。まあミトコンドリアのレベルで改造された師範はともかく、お向かいさんまで、しかもご夫婦でほんま、絶対なんか目指しとる。了。

2 Responses to “続・日和佐へけんchanとLSDのはずが”

  1. k澤 より:

    さすがけんちゃん!
    体力勝負と思ってましたが、チュッパチャップスで師匠のアタックを潰すあたり、老練さも身につけてたんですね

  2. CHULL より:

    > 師範殿
    いやいや、老練さというか、それがけんchanの自然体という感じなのです。
    三味線や揺さぶりが全く効きません。ニュータイプだと思います。
    実は僕もさっきチュッパチャップス買ってきたんですけど(笑)