5, 21, 2010バンクのお作法

総体前ということで、世界のS々木からお誘いを受け小松島競輪場へ行ってまいりました。

本日のタイム、1’19″72 @1kmTT。コメントするには実に微妙な記録ですが、思っていたよりは良かったです。

AM9時過ぎ、バンクに到着。

機材の搬入と同時に、選手会へ挨拶に行きます。僕らアマチュアが練習できるのは、県自転車競技連盟が選手会や競技会へきちんと根回しをしてくれているからであって、そうでなければフツーは立ち入ることができません。練習に来ている他の方にも、「こんにちは、よろしくお願いします!」と挨拶します。

バンクのお作法 -1:挨拶をする。

走路について

さて、機材のチェックと着替えをして、走路へと進みます。

写真はバック線から見た3コーナー付近。

(-_-;)を内圏線(内線)といい、基本はこの線上を走行ラインとします。この線の少し外側に計測線というのがあり、実は内線上の周長は400Mに少し足りません。上手に走ると、ラッキーです。

(^o^;)を外帯線(外線)といい、競技中に先行選手が外線の内側にいる場合はイン抜きできません。

(; ̄Д ̄)をイエローラインといい、公営競輪の競技規則でこのラインを用いますが、周回練習で外回りするときの目安にさせてもらったりします。

(@▽@;)の赤い部分は退避路で赤バンクと呼んだりします。競技中は原則として走ってはいけません。諸外国においては、青色に塗られていることが多く、ブルーバンドとも呼ばれます。

それで、この走路はすべりにくい特殊塗装をしてあり表面が柔らかいです。クリートとか固いものを当てますと凹みます。よって、走路を横断する際は乗車にて。歩行する場合は運動靴か裸足です。

バンクのお作法 -2:走路をレーサーシューズで歩かない。

それでは、周回練習に進みます。まっすぐ、一定のペースで走ります。番手から先頭に変わるとき、風圧が一気にきますので、抵抗しようと一所懸命踏んでまう、あるいはそのまま風に負けてまいますとペースが乱れます。後ろにはわずかな車間で後続車がおりますので、えらいこっちゃになりかねません。ご注意です。

また、周回練習は「一定のペースで走る」練習なので、「物足りねーよ」などと後続をぶっちぎってはなりません。脚が余っている場合は長引きしてください。でないと、次からラインに入れてもらえなくなりますぜ。

さて、そうこうしているうちにプロ選手が練習に入ってこられたりします。速やかに練習は一時中断、走路を空けませう。ここはプロ選手の仕事場、僕らはまあ真剣にやってはいますが所詮は遊びです。

バンクのお作法 -3:プロ選手の邪魔はしない。

そのような不文律の上に苦しい充実したバンク練習が成立しています。しかも中切れしそうな場合は休めるじゃないか。

なお、もうわかりきったことですが周回練習といえども時速は40km前後、走路に入るとき出るとき、なにかにつけとにかく、

バンクのお作法 -4:安全を確認する。

ということを習慣にしましょう。走行中はしっかりラインを守る。速く走ることよりまず、まっすぐ一定ペースで走れないと、そもそも練習になりません。ささります。ペースはプラスマイナス時速1km、ラインは左右5センチぐらいだと安心してつけるかな。他のグループと混走の場合、抜くとき抜かれる時はお互いに声かけをして。黙って他人の後ろにつくのはマナー違反だし危ないです。

んで、練習終了後はまた選手会に「お世話になりました」と挨拶を忘れずに。

念のため、僕は一愛好者にすぎませんので、これだけがお作法のすべてだなどと思っていませんし、また「あ〜!そういえばあれもこれも」と思い出すかもしれません。ひょっとして「マジっすか!」のような未知のしきたりがあるやもしれません。バンクのお話については引き続き追記していくか、いずれまとめてみようかなと思っています。

つづく。

4 Responses to “バンクのお作法”

  1. きっちょむ より:

    そうですね~。当時(いつ?)を思い出します。。。(トオイメ)
    何はなくとも「挨拶!」「礼!」だったような記憶があります。

    それはそうと、小松島は走りやすいバンクらしいですね。私は他に高松くらいしか走ったことがないのでよく分かりません。
    噂かもしれませんが‥。

  2. K澤 より:

    調子が上向いているようでなによりです。
    製造業では5S活動というのがあります。
    元来、整理、整頓、清掃、清潔、の頭文字をとった4Sで職場環境を良くする為の取り組みですが、これに、躾を足したのが5S活動です。
    個人的には躾の1Sが出来ていれば事足りると以前より思ってます。
    アップして頂いたバンクのお作法は素人の私に大事な1Sになりました!

  3. CHULL より:

    > きっちょむさま
    コメントありがとうございます!
    徳島のアマチュアは本当に恵まれていると思いますネ。プロ選手も良くしてくださる方が多いです。
    高校1年で初めてバンクに入るときに「誰かおったらコンチハ!ゆうとけ」と言われました。良い習慣なのでずっと続いて欲しいですね。
    えーとそれから、小松島はたしかに走りやすいと思います。風は強いですが、くせのない標準的な400走路ですよね。安心して走れます。
    がしかし、一方でタイムは出にくいとの噂もありまして…(笑)

  4. CHULL より:

    > 師範 殿
    コメントありがとうございます!
    調子(??)…三味線のみ、かろうじて上向きでして(^o^;)あっ、調子イイヤツとはよく言われます。
    身を美しく、と書いて「しつけ」ですよね。きちんと挨拶しておきますと、時おりプロ選手からご指導いただけたり、県代表選手団の高速周回に参加(脱落もセットでもれなく!)できたり、タイム測ってもらえたり、と良いこともたくさんあるのです。ご参考いただき光栄です。
    ただ、最初の4Sが弊社にございません…(笑)