それでまあ、いろいろな経緯があったとしませんか。くぼっちはとにかくSPECIALIZED VENGEを手に入れたのだった。
ほんとは漆黒のMclarenモデルをMakelarenにこっそり替えて…みたいなことしたかったのだが(私が)、あいにく品物がないということでプロチームレプリカカラーになったんだなあ。泣く子も黙るS-WORKSである。
だが「CHULLさん、クイックステップにしましたキニネー、色もバッチリですキー」と喜ぶ姿を見たのはいつだっただろうか。これがこの大スペクタクル巨編の始まりであった。
ある日「CHULLさんー。えっとですねー。フレームにラインとかロゴとか入っとるじゃないですかー。あれって、色を変えるってできるんでしょうか?」とくぼっちはこっそり相談してきたのだった。
どうやら赤いラインのフレームが箱から出てくるかと期待していたら
QUICKSTEP-OmegaPharma
の青いラインのが現れた
ということで(-_-)
スポンサーが変わったんでしたっけ…
さあいつも無理難題をなんとかしてきたスペシ屋ライズ堂ですが、これはなんというか
できんことないけど、サラをもいっかい買う方が安いんちゃうで。
すでに貼られたデカールを再現してさらに位置を合わせて貼り込むなどは、要するに手間は膨大にかかるがしょせんステッカーなので
わしが儲かる
だけなのである。それよりも
自分の好きな出会いん、打ち間違えました、デザインで塗装に出した方が安いしきれいであろう、と私は読んだのである。
「わかりました。塗装でいきましょう。金ならなんぼでもありますキ・∀・」
くぼっちは男前の上に太っ腹である。いや、意味が違います。そうじゃないです。
さてここで、いつもお世話になっている
ぶんぶんズ・プレミアムペイントワークショップさんが登場するところなのであるが、もうちょっと待ってください。ここはちょっと勿体を付けるところです。
実は簡単に思いつきましたが、塗装に出すということは、原寸でマスキングを支給しなければならないんである。
もちろん、その前にはデザインを決めておかねばなりません。
どない塗るかはくぼっち次第である。私は粛々とカットデータを準備するのである。
まず、メーカーさんのサイトから同じモデルの画像を拝借してくる。これがベースになります。
これをAdobe Illustrator(TM)に配置して、輪郭をトレースしていきます。
ほんで、色を付けます。ひとまず黒にする。この、仕上がりのイメージを感じていただけることにシミュレーションの意義があります。「世界に一台、あなただけの」極上のお支度が弊社のご請求青天井コースの特長です。どんどんご利用ください。
そしてからここからくぼっちの悶々とする日々が続いた(はず)…まだプチプチに巻かれたままの新車をずばっと全塗装するのである。失敗などは許されない(ただしネタ的には面白い)。ほんとに自分のことでなくてよかったです。
ぶんぶんPPWSさんには、およそそこらを走っているであろう全ての自動車の色を再現できる色見本があって、くぼっちは悩みに悩んだその末に
FERRARI NERO DAYTONA & FERRARI ROSSO CORSA
というなんか世界で一番高そうな色を塗ってもらうと決められたのだった。
それでここからまたすったもんだがありまして、でこれもまたあらためて小出しネタになる予定なのですがいったん置いとくことにして、決まった出会い、じゃなくてデザインがこちら↓↓↓
モジュールなのでクランクもとも色で塗装である。しかもガラスコーティング仕上げ指定という、たぶんおそらくきっと、日本では一番本体以外に手間とカネをかけた一台!
でこれまたここからがいよいよ、ぶんぶんPPWSさんでの驚愕の作業工程を大公開!となりますが今日は暑かったですね。続く。
いや、それがですね、そのシミュレーションってのがなまじ見易いがために、余計に悩みのたねとなるとゆーか何とゆーか(笑)
くぼっち
うははは、ほうだろうほうだろう(笑)次号もご期待クレ( ̄▽ ̄)ノ